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外部被覆(シース)の材質について

外部被覆(シース)の材質について

ケーブルを選定する上では、外部被覆(シース)の材質も重要な要素となります。

外部被覆(シース)イメージ

外部被覆(シース)イメージ

例えば、通信ケーブルでは材質としてPVC(ポリ塩化ビニル)、PE(ポリエチレン)、FEP(テフロン)などが使用されており、その中でもPVCとPEが安価で一般的な材質です。

PEは難燃性に劣るが耐候性に優れる(黒色のみ)ため主にPVCを屋内用、PEを屋外用として使用されてきました。

しかし、PVCは燃焼時に有毒な塩素系ガスやダイオキシンが発生するため近年では環境対応のため屋外用としてもPE材質のケーブルを使用するケースが増加しています。

FEPは耐熱性や耐候性、機械的強度に優れますがコストが非常に高く、ロボットやメカトロニクス用として使用されています。

外部被服特徴まとめ 優>◎>○>△>×>劣

シース材質 使用温度範囲(℃) 難燃性 有毒ガス不発生 耐候性 機械的強度 コスト
PVC(ポリ塩化ビニル) -20~+60 ×
PE(ポリエチレン) -40~+75 × ◎(黒色)
FEP(テフロン) -70~+200 × ×

注)使用温度範囲は目安となります。実際には材料の配合により異なりますので仕様書などでご確認ください。

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