モードコンディショニングパッチコード(MCP)
モードコンディショニングパッチコード(MCP:Mode Conditioning Patchcord)は、マルチモードファイバー及びシングルモードファイバーが使用可能な1000BASE-LXや10GBASE-LX4インターフェース間を、マルチモードファイバーにて接続する際のDMD(Differential Mode Delay)を回避する為のパッチケーブルです。
- 全数検査
- RoHS対応
- 特注OK
- 既設マルチモード光ファイバーケーブルはそのままに1000BASE-LXの光トランシーバを接続(最長550m)する場合
- コア径は50μm及び62.5μmをラインナップ(既設のマルチモード光ファイバーケーブルに合わせて選択)
- 工場出荷時にシリアルナンバーを貼付することで万一問題が発生した場合に早期原因究明に努めます
MCP接続イメージ
MCPは対向で使用して下さい(MCPのシングルモード側を必ず機器のTX(送信)側に接続して下さい)。
MCPは既設光ファイバーケーブルのコア径と同じものを使用して下さい。
MCPはシングルモードをマルチモードに変換するケーブルではありません。
シングルモード(1000BASE-LX)とマルチモード(1000BASE-SX)の変換はメディアコンバータ等をご利用下さい。
モードコンディショニングパッチコード 仕様
トラブルシューティング(接続しても通信できない場合)
既設マルチモード光ファイバーケーブルがクロスしている可能性はありませんか?片側のMCPをクロスしてみて接続可能かご確認下さい。
○.通常はTX(送信)→RX(受信)となり問題なく通信可能
×.既設の光ファイバーケーブルがクロスしているとTX同士、RX同士になってしまい通信できません。
○.片側のMCPをクロスさせてあげる必要があります。
モードコンディショニングパッチコード 発注情報
両端のコネクタ形状が異なる組合せの場合、先のコネクタがシングルモード、後のコネクタがマルチモードです。
(例 ADF-DLC/DSC-62-01の場合、DLCコネクタ・・・シングルモード、DSCコネクタ・・・マルチモードとなる。)
モードコンディショニングパッチコード よくある組合せ一覧